父の日の贈り物に喜んだ顔が見れました。
私の義理の父は少しかわった人です。
義理の母はそんな義理の父の事を頑固おやじと言っています。
義理の父はとても優しい人なのですが、とても気難しい人です。
その年齢位になると皆さんそうなるのでしょうが、義理の母が言うには若い時から義理の父は気難しい人だったそうです。
人と違う、だから仕事も成功したのでしょう。
以前、私たち夫婦に二人で住むようにと家を買ってくれました。
そう、彼の家はその義理の父の仕事の成功でお金持ちなのです。
不動産業をしています。
今はもうその義理の父は年なので引退しています。
いつも家にいます。
パソコンや庭掃除が好きです。
毎年くる父の日には家族みんなで贈り物に困っています。
なんでも持っている義理の父に送る物は何をあげたら良いものかと。毎年洋服やパソコンが好きなのでパソコンで使えるものだったりを贈っていますが、毎年あまり喜んではいない様子です。
ある年、主人があげた服を義理の父は又、服かと言っていました。
その後は一度も私の主人は義理の父に洋服をあげることはありませんでした。
そうなってしまう気持ちも分かります。
嫁の立場としては、毎年くる義理の父の誕生日や父の日には頭を悩ませます。
高価な物でも、気に入った様子は見せてはくれません。
それでは安い物でもいいんじゃないかと思ってしまいます。
私は思いきって食べ物を送ることにしました。
義理の父が好きなチョコレートやクッキーなどのお菓子です。
私たち夫婦は特別、貧乏ではありませんがお金持ちでもありません。
でも物をあげるよりお菓子のほうが安くすみます。
正直助かります。
そして、私は義理の父がいつも好きで食べているお菓子を買いに行きました。
いつものプレゼントより安いので沢山の種類のお菓子を買いました。
きっと、食べ物かと少しは言われると思いましたが義理の父に父の日のプレゼントですと渡しました。
ほかの家族は私の渡した贈り物に少し驚いたようでした。
私だけお菓子、とそのような顔でした。
そして義理の父の反応はと言いますと、私の作戦は成功したのです。
みんなはそれでいいのかといった顔をしてました。
義理の父は早速好きなマシュマロ入りチョコレートを開けて食べ始めました。
私は嬉しかったです。
初めて、渡したプレゼントで嬉しい顔が見れました。
それからは贈り物といったらお菓子です。
これまで悩んできましたが、その後はとても簡単になりました。
私が義理の父が好きなものを知っていたのも義理の父はうれしかったと言ってくれました。